阪神・才木 2軍戦で初完投初完封「一歩成長かな」 平田監督「1軍投手と引け取らん」

 7回、好投を見せ、藤田とタッチをかわしベンチに戻る才木(左)=撮影・石井剣太郎
 先発し力投する才木(撮影・石井剣太郎)
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 「ウエスタン、阪神3-0広島」(26日、鳴尾浜球場)

 1軍での復活勝利へ、また一歩近づいた。20年11月に右肘トミー・ジョン手術を受け、4日に阪神の支配下選手に復帰した才木が“プロ初完投初完封”。4安打無四球で三塁を踏ませず、8奪三振で広島打線を圧倒した。「1試合投げ切れたのは、自分の中で一歩成長かな」。額の汗を拭いながら、すがすがしい表情を浮かべた。

 不安を吹き飛ばす104球だった。初回から今季最速となる152キロを5球マークし、三者凡退。その後も、150キロ台の直球を連発して力でねじ伏せた。0-0の七回1死二塁で初めて得点圏に走者を背負うも、フォークを軸に2者連続三振。八回にも150キロを計測して終盤も球威は衰えず、「体の感じ的にもめちゃくちゃ疲れたとかはない」と余力を残しての完封劇だ。

 実戦復帰後は体をうまく使えず、試行錯誤が続いた。下半身と上半身の動きがまとまらないことから、球威の維持が困難に。ここまでは6回が最長だった。スタミナ面の課題克服に向けて、フォームを動画で見直して原因を追及。「動きの修正を入れて今日はうまくいった」と成果を発揮し、快投につなげた。

 平田2軍監督は「全く1軍のピッチャーと引けを取らん」と絶賛。「藤浪も秋山も、森木もいる。才木も十分、入ってくる」と、1軍昇格争いに加わったことを明言した。

 「1軍で投げないとこの世界は意味がない」と背番号35。1軍での白星へ、結果を求めていく。

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