阪神・青柳は「人間として真っすぐに育っている」 小6時の恩師がエール&秘話告白

8回、無失点に抑えベンチに戻る青柳(撮影・山口登)
 昨年、母校を訪問した時、担任だった小林光子さん(左)と再会した青柳晃洋
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 「阪神4-1巨人」(15日、甲子園球場)

 今季初登板で初勝利を挙げた阪神・青柳晃洋投手(28)に、恩師・小林光子さん(75)がエールを送った。寺尾小6年時の担任で、2019年から連絡を取り始め、昨年12月には右腕が社会貢献活動の寄贈式で母校を訪問した際、16年ぶりに再会。小学校時代を振り返り、素顔や秘話などを明かした。

  ◇  ◇

 晃洋の印象は…勉強していなかったですね(笑)。5年生の時は隣のクラスだったんですけど、だいたい教室の後ろにいて。クラス替えで6年生の時に私が担任になって、勉強させられるようになって大変だったと思います(笑)。本人が一番覚えてるのは、嫌いな牛乳を飲まされたって(笑)。

 でも、卒業文集に「5年生から担任を受け持たれたかった」みたいなことを書いてくれて。「僕の原点」とも言ってましたけど、クラスが楽しかったんだろうと思います。男女とも分け隔てなく接していました。奥さんも知ってるんですよ。私は担任したことはないんですけど、すっごくしっかりしていて。素晴らしい人と結婚したなって思っていました。晃洋も小さくて、すっごくかわいかったですよ。あんなに背が伸びると思わなかった。

 3年前かな。元校長さんと保護者の方を介して連絡をくれて。最初はプロ野球選手になったことも知らなかったんです(笑)。関東の人間だから阪神のことも分からなくて。私は王(貞治)さんとかの時代なので、巨人の藤田(元司)投手のファンだった覚えがありますから。それで、その年の4月から応援し始めたら、9勝かな。ウチの亭主とか息子とかもすっかり晃洋のファンになって。私はお母さんみたいな気分で見ちゃうから、まともに見てられなくて、ドキドキして大変です。

 勝った時には「おめでとう」ってメールするんですけど、短い時間の中で、必ず返事が来る。人間として真っすぐに育っていると思います。小学校での講演を聴いても、かっこつけることがない。佐藤輝くんがホームラン打って晃洋が勝利投手になった時に「佐藤くん様々だね」ってメールしたら、「輝のおかげです」って返って来て。これからも、そういうことを思える子でいてほしいですね。

 今、言葉をかけるとしたら「自分のできることを一生懸命やりなさい」ですね。勝ち負け関係なく、大事なのは一生懸命やることだと思うし、それをやる子だと思います。それに、矢野さんのことがすごく好きだっていうのが分かりますよね。きっと頑張るでしょう。

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