阪神・藤浪 ラストチャンスに懸ける 体の上下バランス修正「勝つチャンス作れたら」

 ノックを受ける藤浪
 キャッチボールする藤浪(撮影・山口登)
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 14日・中日戦(バンテリン)に先発予定の阪神・藤浪晋太郎投手(28)が11日、生き残りを懸けた“ラストチャンス”に向けて準備を進めた。甲子園で行われた投手指名練習に参加し、キャッチボールなどで投球フォームの修正に取り組んだ。

 ここまで3試合に先発して0勝1敗、防御率6・00。前回の8日・広島戦(甲子園)では「自分の投球ができていなかった」と4四球で自ら崩れ、4回3失点だった。それでも「この前の試合がたまたましっくりきていないだけ」と前を向く。

 上半身と下半身の連動性を取り戻せば、理想の形に近づく。「そのへんはすぐ修正できると思う。しっかり調整できれば」。自主トレからキャンプ、オープン戦と一歩ずつ復活への道を歩んできた。自信は失っていない。

 12日には28歳の誕生日を迎える。「(役割は)ゲームを作ることなので、勝つチャンスをできるだけ作れたらと思う。まずは自分のピッチングをしたい」。快投で先発ローテ脱落の危機を乗り越え、苦境のチームも救う。

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