【佐藤義則氏の眼】阪神・湯浅が守護神適任 球に力があり三振取れる

 現状の顔触れを見る限りでは、阪神の抑えは湯浅が適任だ。球に力があり、三振を取れるのがいい。四球を出すイメージもない。6日のDeNA戦も延長十一回、先頭大田に三塁打を浴びた後、桑原を空振り三振、後続も抑えて無失点で切り抜けた。三振を最も欲しい場面でしっかりと取ることができた。ピンチで登板するケースもある抑えにとって、三振を取れる球があるということは大切な条件だ。

 抑えというのは“慣れ”も大事。湯浅も最初にいい形でポンポンとセーブを重ねることができれば、その勢いで乗っていけそうな感じはある。そのためにも最初の方は3点リードぐらいの楽な形での出番になればいいけどね。1点も許されないシビアな展開だと、そう簡単には自分の投球はできない。

 ケラーがあんなことになって、彼に大役が回ってきたわけだけど、やはり抑えは日本人で作っていくべきだと思う。スアレスがいい例だけど、外国人というのは契約年数があるから2、3年でよそへ出て行ってしまうリスクがあるからね。

 そういう意味でも、湯浅の抑えはまだスタートしたばかり。ましてや経験のないポジションだけに、打たれることもあるだろう。そんな時にベンチがどこまで我慢できるか。ナインもしっかりと守って新守護神をもり立てていってほしい。

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