阪神・矢野監督「今で良かった」小野の14球連続ボールに「いい経験になるチャンス」

 9回、サヨナラ負けを喫し、ガックリとベンチへ戻る小野(撮影・飯室逸平)
 9回、小野は伏見の体の後ろに暴投しサヨナラ負けとなる(撮影・山口登)
 小野はコントロールを乱してサヨナラ負けしベンチに戻る(撮影・山口登)
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 「オープン戦、オリックス2-1阪神」(20日、京セラドーム大阪)

 阪神の矢野燿大監督が、制球が定まらずサヨナラ負けを招いてしまった小野について質問に答えた。

 小野は九回2死三塁から登板。1つアウトを取れば勝利。しかし、ランナーが三塁にいるという重要な局面を任されたが、小野は制球が定まらず、杉本、野口と続けてストレートの四球を出し満塁とすると、紅林にもストレートで同点の押し出し四球。さらに、続く代打・伏見にはカウント1-0から暴投してしまい、三走がかえってサヨナラ負けを喫した。

 小野についての話題に矢野監督は「いい練習になると思ったんだけどね、うん。まあまあ良かったんじゃないの、今日で」と、公式戦へ向けての糧にすることを期待した。

 マウンドでの表情についても「良いわけない」と察しながら、「もちろん打たれるのは誰でも怖いし、でもやっぱりそれを断ち切れる、断ち切って投げていくしかないんでね、そういうのは逆にさっき言った今で良かったなっていうところはあると思うし、シーズンになったってこういう場面、あっこういう状況というのは出てくるわけだから」と語った。

 「こういう時には自分はどうするのがいいのかなとか、というのを自分の中で結論出しながら、もちろんオレらもアドバイス、気づいたことは伝えていくし。そうやって前に進んでいけば、ある意味いい経験になるチャンスだと思うんで」と前向きに語った。

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