「阪神春季キャンプ」（１０日、宜野座）

　この日の「ワンデーキャプテン」は、野手は近本、投手は秋山が務めた。

　練習前のあいさつで近本は、大学のコーチに言われた言葉として「毎日を大切に」をＴシャツに書き込むとともに「今やらないといけないことは今日やっていきましょう」と鼓舞。「今日も（宿舎からの高速道路で）渋滞があったように、これから先は何が起こるか分かりません。『レギュラーは近本』って言う人は、僕は信じられません（笑）」と笑いを誘った。

　Ｔシャツの背中側には映画『桐島、部活やめるってよ』をもじって「矢野さん、監督やめるってよ」と記し、一同、爆笑。「矢野さんは今年でやめます。僕たちがやることは一緒です。うまくなるためにしっかり考えて練習することです。最終的にプレーするのは選手です」と訴えた。

　一方の秋山は大事にしている言葉として『捲土重来』を表面に記し、背中側にはレインメーカーこと新日本プロレスのオカダ・カズチカの「金の雨を降らす男」を記し、「新日本プロレスを調べてみるとスター選手がめちゃくちゃ多かったです。まるで阪神タイガースと同じようなスターだらけの組織だったので、今回あやかることにしました。みんなで関西、日本にカネの雨を降らせましょう！」と盛り上げた。