【中田良弘氏の眼】阪神ドラ2・鈴木はタイミングが取りづらそう ドラ3桐敷は球に強さ
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
2年ぶりの有観客キャンプとなったがお客さんはまだ少なく、ブルペンも今年は少し静かなスタートだった。各自それぞれのペースで投げ込む、といった様子。そんな中、新人2人が目を引いた。
阪神のドラフト2位・鈴木と同3位・桐敷はともに左腕でがっしりした体つきで似たタイプ。鈴木は2段モーションのように右足を上げて少し下ろして、また上げるというフォームが特徴的だ。打者目線からすると非常にタイミングが取りづらそう。
桐敷は力感ある投げ方で、球に強さがある。あとは2人とも変化球をどこまで使えるか。実戦でどんな結果を出すか注目したい。
先発の顔ぶれを考えるともう少し左腕の頭数がほしい。伊藤将や及川らの争いにルーキー2人が割り込めば面白くなる。
藤浪もじっくりフォームをチェックしながら投げていた。自主トレで巨人・菅野からいろんな話を聞けただろうし、ハマった時の球は素晴らしいので今年こそ期待したい。