阪神・糸原 “イメトレ”で守備力&打力アップ 若トラに負けん!新たな挑戦だ

 阪神・糸原健斗内野手(29)が20日、甲子園に隣接する室内練習場で自主トレを公開し、“イメトレ”で守備力、打力アップに励んでいることを明かした。テーマは脳と体を連動させ、体の動きをコントロールすること。プロ6年目の今季は30歳シーズン。昨年同様「打率3割、出塁率4割」を目標に掲げ、レギュラーを死守する。

 レギュラー死守へ新たな挑戦だ。糸原がオフに取り組むのは“イメトレ”。ウエートトレ、瞬発系トレに加えて、自分がイメージした動きを再現できるように反復練習に励んでいる。

 「しっかり勉強して、自分でいろいろ考えてやっています。脳が思っても体が動きたいように動いてないからパフォーマンスが落ちると思う。脳がこう動きたいってイメージして、体を動かす。これを繰り返しています」

 シーズン終了後から「守備はボロカスに言われた」と悔しさを隠さず、徹底強化を図ってきた。「一歩目だったり、課題は明確。守備範囲だったり」。昨春キャンプで臨時コーチを務めた巨人・川相ファーム総監督の教えを基に突き詰めている。

 脳と体の動きを連動させ、打撃のレベルアップも目指す。昨季は125試合で打率・286、2本塁打、30打点。シーズン終盤はクリーンアップを任され、2年ぶりに規定打席に到達したが、納得はしていない。「外野の間を抜けて長打になればいい」。今年30歳を迎える自身の伸びしろにも期待している。

 「若手の勢いがすごいので、それに押しつぶされないように。勝っていけるように、キャンプでアピールしたい」

 今季も二遊間は激戦区。昨季盗塁王の中野が遊撃争いをリードする中、巻き返しに燃える北條、木浪、植田、熊谷、さらに有望株の小幡、遠藤、高寺も控える。泥くさく、献身的な働きで首脳陣の期待に応える覚悟だ。

 「ベンチがしてほしいところでやるのが僕の仕事なので。どこを任されてもチームに貢献できることだけを考えて。自分が犠牲になってもと、ずっと頭に置いてやっています」

 この日はキャッチボール、打撃練習などで約4時間、みっちり汗を流した。今年も個人成績の目標に掲げたのは「(打率)3割、出塁率4割」。「そのためにどうすればいいか考えてやっている。結果、数字で表れるように頑張ります」。自らのスタイルを貫き、二塁の座を守り抜く。

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