阪神・佐藤輝 仰天目標!100発&聖地10回お立ち台 今季の一文字「輝」に込めた飛躍

 力強く素振りをする佐藤輝(撮影・田中太一)
 キャッチボールをする佐藤輝(撮影・田中太一)
 打撃練習をする佐藤輝(撮影・田中太一)
3枚

 阪神・佐藤輝明内野手(22)が7日、奈良県生駒市の近大グラウンドで自主トレを公開し、今季は100発を目指すと“究極目標”を掲げた。今季の一文字には「輝」と挙げた佐藤輝。昨季は甲子園のお立ち台に上った回数が3回だったが、今年は「10回くらい立ちたい」と“聖地ジャック”も予告。勝利の花火を打ち上げ、ヒーローの座を独占する。

 暖かい日差しが降り注ぐ生駒に佐藤輝の声が響き渡った。「コブさん、キャッチボールしましょうよ!」。同門の先輩、楽天・小深田と母校での合同トレーニング。三塁ノックや室内でのフリー打撃などで約4時間汗を流し、充実感を漂わせた。

 2022年は寅年。タイガースが球界の主役となるためにも、37年ぶりの日本一は絶対条件だ。「もちろん日本一を目指していく。個人でも全部去年以上、上回る成績を残したい」とキャリアハイを誓ったが、報道陣に具体的な数字を問われると、とんでもないスケールの野望を語った。

 「ホームラン30本、40本、50本…100本打てるように頑張ります。できるだけたくさん打ちたいです」

 前人未到のシーズン100本…。ややリップサービス気味に質問に応じた佐藤輝だが、オフ期間は昨年の後半戦のような調子の波を作らないよう、打撃フォームの修正に取り組んでいる。フォームを安定させるために体の動作などをトレーナーと細かく確認中。昨季終盤に負った左膝痛も順調に回復している。

 球団の公式YouTubeでは、今季の一文字に「輝」としたためた書き初めを公開した。「一年一年が大事。打って、守って、輝きたいと思います」。打撃のみならず守備でも野球ファンを魅了し、誰よりも輝く。

 本塁打増加だけではなく、甲子園のヒーロー独占も狙う。勝利に最も貢献した選手だけに与えられる特権とも言えるお立ち台。昨年、佐藤輝は聖地で3度上ったが「お客さんはコロナで少なかったんですけど、すごく歓声をもらった。緊張はしましたけど、すごいうれしかった」とグラウンドから見た光景は、脳裏に焼き付いている。

 今年はズバリ「(甲子園で)もう10回くらい立ちたいと思います」と予告。聖地のカクテル光線を浴びながら、大歓声を一身に受ける至福の瞬間は渡さない。矢野監督からも「チームの顔」として期待される注目の2年目。幾重にも汗を染み込ませた原点の地で、力強い決意を口にした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス