阪神・ドラ1森木 球児超え宣言「高知県の歴史を塗り替える」背番号「20」を森木色に

 背番号20のユニホームに袖を通し、笑顔でポーズを決める森木(撮影・田中太一) 
 ファンミーティングに参加する森木(撮影・山口登)
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 阪神の新人選手入団発表会が13日、大阪市内のホテルで行われ、阪神ドラフト1位の森木大智投手(18)=高知=が同郷の藤川球児氏を超える選手になることを誓った。新人選手の背番号も発表され、森木は「20」に決定。野球を始めたきっかけでもある大先輩の偉大な背中を追い越していく。

 緊張感が漂う会場で、真っすぐ前を見据えた。伝統のタテジマに、ついに袖を通した森木。やや興奮気味に口を開いた。

 「昨日の夜から早く着たくてうずうずしていたんですけど。このユニホームを着たということは、タイガースの一員になったということ。その自覚を持ってしっかりやっていきたいなと思います」

 藤川氏の“火の玉ストレート”に心を奪われ、野球を始めた右腕。同じ高知出身の高卒ドラフト1位という縁から“球児2世”の呼び声もあったが、幼い頃から憧れ続けたヒーローへの思いは今、少し変化した。

 「今は憧れというよりも、超えていかなくちゃいけない存在だと思う。藤川球児さんに負けないくらいというか、僕自身の道を歩んでいきたいと思います。高知県の歴史を塗り替えていかなくちゃいけないと思っているので」。堂々の“先輩超え”宣言。自分の道を切り開いていく覚悟を口にした。

 そんな森木にとって、発表された背番号「20」はぴったりの数字なのかもしれない。周囲からは藤川氏がつけた「22」を期待する声もあったが、実は中学、高校と初めてもらった背番号も「20」だという。縁のある数字を身につけることとなり、「スタートを切るのにふさわしい番号だと思っているので、20番を森木大智の色に染めていけるようにしっかりやっていきます」と力強く語った。

 もう一人、偉大な先輩の名前を挙げた。目標とする選手を問われ、エンゼルスの大谷翔平と回答。「高い志を持って、常に目標を掲げてやってる姿だったりとか、周りの方々に対する感謝の気持ちも忘れてないので。そういう選手になりたいと思います」と目を輝かせた。

 ビッグな目標を掲げてプロの世界へと飛び込む森木。会見では矢野監督の隣で、改めて決意表明した。「1年目は何とか、1軍に上がって勝ち星を挙げたいと思っています。将来を見据えて言えば、世界を代表するような野球選手になりたいと思います」。大志を抱き、唯一無二の道を歩んでいく。

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