「２０２１　ＪＥＲＡクライマックスシリーズ　セ」の共同記者会見が５日行われ、阪神の矢野燿大監督、近本光司外野手が出席。６日から始まるＣＳファーストＳを前に意気込みを語った。

　矢野監督は「シーズン最後まで優勝争いをしましたが、本当に悔しい思いをしました。この悔しい思いを何とか短期決戦の中で、全員でやるというのがタイガースの野球です。その野球をファンのみなさんに見ていただいて、元気を感じてもらえるような、そういう野球をシリーズにしていきますので。どうか楽しみにしてもらえたらなと思います」と力を込めた。

　選手会長の近本も「今年は最後まで優勝争いをして、くしくも最後負けてしまい、悔しい思いであります。まだ、クライマックスシリーズという戦いが残っているので。チーム全員で戦って、また、セリーグ全体で盛り上がっていけるような戦いをしたいと思います」と熱い戦いを誓った。

　また、矢野監督は６日・巨人戦（甲子園）の先発には高橋を指名。「シーズン最後の合流になりましたけど本当に期待の投手。少ない登板の中でも完封を含む素晴らしい投球をしてくれた」。今シーズン、同戦では１６イニング無失点と相性抜群の左腕に大事な初戦を託す。