阪神・伊藤将、自己採点は100点!プロ1年目で10勝 CSにも意欲

 ピンチを迎えた伊藤将のもとへ駆け寄りげきを飛ばす矢野監督(右から3人目)=7月3日
 阪神・伊藤将
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 阪神・伊藤将司投手(25)が28日、プロ1年目のレギュラーシーズンを「100点」と自己採点した。今季は開幕からローテを守り、23試合の登板で10勝7敗、防御率2・44の好成績をマーク。し烈な新人王争いの候補にも浮上している。社会人時代には都市対抗野球など一発勝負の経験も豊富で、ポストシーズン登板にも自信を見せた。

 1年目の自己採点を問われた伊藤将は「ん~、そうですね…」と少しだけ考えて「100点」と言い切った。開幕から先発ローテを守り抜き、目標の2桁勝利に到達。まさに有言実行の1年だ。即戦力の前評判にたがわぬ堂々の成績を残した。

 「自分の目標を達成できたのは良かった。悪い時でも最少失点に抑えられた。1年間、投げきることができてホッとしています」

 ターニングポイントは7月3日・広島戦。2点リードの七回2死満塁のピンチを招くと、ベンチを出た矢野監督からマウンドでゲキを飛ばされた。「お前に任せたぞ!」。指揮官の言葉に奮い立ち、ピンチ脱出。左腕が覚悟を決めた瞬間だ。

 「マツダでのひと言が刺激的で印象に残ってます。自信になりましたし、自分自身も戦っていくんだという一押しにもなりました」

 それでも決して順風満帆ではなかった。前半戦には6試合連続被弾や、3連敗も経験。ローテはく奪の危機にひんしたこともあったが9、10月は4勝1敗、防御率2・00の上昇ムードでフィニッシュした。社会人時代には都市対抗野球などで一発勝負を数多く経験。ポストシーズンでの快投に期待が高まる。

 「自分のピッチングスタイルをしていけば大丈夫だと思うので。そこでしっかり一発勝負で投げられるように頑張りたい」

 マイペースな強心臓ルーキーは自信たっぷりだ。今後はみやざきフェニックス・リーグの登板を経てCSへ向かう見込み。万全の準備を整えて、大舞台で集大成を見せる。

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