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阪神・矢野監督 CSでやり返すしかない 夢散V逸「この悔しさ持って戦っていきます」

 優勝を逃し、悔しさをにじませる矢野監督(撮影・田中太一)
 試合後、つめかけたファンの前で言葉を述べた矢野監督(手前)=撮影・高部洋祐
 9回、最後の打者・大山(手前)が倒れ、ぼう然する矢野監督(右端)、佐藤輝(中央)ら阪神ナイン
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 「阪神0-4中日」(26日、甲子園球場)

 逆転優勝の夢がはかなく散った。阪神は今季最終戦で中日に完封負けを喫し、優勝マジックを「2」としていたヤクルトがDeNAに勝ったため、16年連続のV逸と今季の2位が確定した。ただ、戦いは続く。11月6日から始まるCSファーストS、ファイナルS、日本シリーズに向け、熱き戦いを繰り広げる。

 遠く離れた横浜スタジアムと甲子園で、残酷なコントラストが描かれた。ヤクルト・高津監督が笑顔で優勝監督インタビューに答える同じタイミングで、甲子園では敗戦した阪神の将・矢野燿大監督がスタンドのファンにシーズン終了のあいさつを行った。

 寂しすぎる“終戦”だった。逆転Vを信じる虎党の前で、まさかの零封負け。さらに大事な試合で痛恨のミスが出た。二回1死一、二塁で、青柳が三ゴロに仕留めて併殺と思われたが、糸原が一塁へワンバウンドの悪送球。二塁走者が生還して先制を許した。

 両リーグワーストとなる86失策目で主導権を握られると、矢野監督は二回2死一、三塁の好機で早くも先発の青柳に代打・小野寺を送る。「チャンスがあるところで行かないと条件的に厳しいんで」。だが、バットを折られる形での遊飛に倒れて勝負手は実らず。最後まで無抵抗のまま、スコアボードに「0」が並んだ。

 6月には2位に最大7ゲーム差をつける独走を演じながらのV逸。特に交流戦が明けた頃から、打線に勢いがなくなった。それでも五輪後にシーズンが再開した8月以降、29勝23敗7分けと大きく失速したわけではない。サンズ、大山らが不振に陥り、最後は近本も負傷。最終盤はベストメンバーを組めない中で、全員でカバーしてヤクルトに簡単に優勝はさせなかった。

 「特にバッター陣みんな調子が下がっていたし、ずるずる行ってもおかしくないようなところもあったけど、チーム全体で乗り越えられた。全体としてはステージが上がった」

 一定の手応えを語った矢野監督は、ファンの前で力強く誓った。

 「今日のこういう試合で勝ちきれる、もっともっと強いチームになっていけるよう、新たなスタートとして、この悔しさを持って戦っていきます」

 まだ頂点を目指す戦いは残っている。3位・巨人とのCSファーストSが甲子園で11月6日から始まる。まずはチーム全体を立て直し、矢野監督が掲げる全員野球で勝ち抜いていく。

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