阪神・大山、先制打も同点機であと一本が出ず 9月打率・313と上昇傾向

 1回、先制タイムリーを放つ大山
1回、大山は左前に先制適時打を放つ(撮影・山口登)
9回、大山は遊ゴロに倒れ試合終了(撮影・山口登)
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 「阪神4-5広島」(30日、甲子園球場)

 目の前にあった敗戦を覆すチャンスを生かせなかった。一塁を駆け抜け、肩を落とした阪神・大山。試合の主導権を握る一打を放ったものの、あと一本が出なかった。

 1点を追う九回。2死一、二塁と一打同点の好機で打席が巡ってきた。だが、カウント2-2から守護神・栗林が投じた5球目、151キロ直球に詰まらされて力のない遊ゴロ。最後に作った反撃のチャンスを逃した。

 同一カード3連敗だけは阻止したかった一戦。「前の3人が作ってくれたチャンスだったので、何としてもランナーをかえしたいと思っていました」と、初回は4番としての意地を見せた。1死二、三塁の絶好機で迎えた第1打席。玉村が投じた低めのチェンジアップに食らいついた。打球は左前へ。2試合連続の適時打で先制点を奪った。

 上昇傾向にある打撃。9月は月間打率・313、3本塁打、14打点と結果を残す。連敗ストップへ。主将が勝負強さを発揮する。

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