「阪神－広島」（２９日、甲子園球場）

　阪神・佐藤輝明内野手が、五回無死三塁で代打で登場。左飛に倒れ、野手のプロ野球ワースト記録となる５４打席連続無安打となった。

　佐藤輝の登場に甲子園は大歓声。だが、１ボールからの２球目。九里の１４２キロを合わせて打ち上げた打球は浅い左飛となり、三塁走者をかえすことができなかった。この後、佐藤輝の打順に投手の及川が入った。

　前日２８日の試合で１９９３年のオリックス・トーベが記録していたプロ野球野手ワーストに並ぶ５３打席連続無安打。この日は再昇格後、初めてスタメンを外れていた。

　連続打席無安打のプロ野球記録（２リーグ分立後）は以下の通り。

（１）７７打席

　嵯峨健四郎（東映）６４年　投手

（２）６３打席

　佐々木宏一郎（近鉄）６６年　投手

（３）５７打席

　大石正彦（大洋）　５５年　投手

（４）５４打席

　入来祐作（巨人）２００１年　投手

　黒田博樹（広島）　０３年　投手

　佐藤輝明（阪神）２１年　野手

（７）５３打席

　村田元一（国鉄）１９６０年　投手

　中村稔（巨人）６２年　投手

　板東里視（近鉄）６８年　投手

　トーベ（オリックス）９３年　野手