【中田良弘氏の眼】青柳が三回の投球で見せた完全復活の兆し

 「中日2-1阪神」(22日、バンテリンドーム)

 阪神は中日に敗れ、2位・ヤクルトが勝利したため首位陥落となった。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は、先発・青柳の三回の投球に、完全復調への兆しを感じ取った。

  ◇  ◇

 打線の援護なく4敗目を喫した青柳だが、完全復調への兆しを見せてくれた。それを示したのが三回の投球だ。

 先頭の京田から打者4人に対し、初球が全てストライクだった。調子が悪い時の投手というのは、なかなか初球からストライクゾーンに投げられないもの。だがこの回の青柳は初球からストライクゾーンへどんどん投げ込み、その後ボール球を適当に散らしながら打ち取っていた。この投球ができれば必ず結果は付いてくる。

 課題もある。青柳と言えば“ゴロアウト”が代名詞みたいなものだがこの日はフライアウトが多かった。球がやや高いからフライになり、長打も浴びてしまう。ここを修正すれば、前半戦の良かった時の姿に戻れるのではないかと思う。

 あと一つ気になるのが梅野だ。この日もそうだが、最近元気がない感じがする。打撃面で調子が上がってくればリード面にもつながる。梅野が元気だとチームの雰囲気も良くなるし、頑張って欲しい。

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