阪神・秋山 キラー鯉戦8連勝でストップ サンズ失策から悪夢連続悲弾

 6回、秋山はコントロールが乱れマウンドで険しい表情を見せる
 1回、秋山は鈴木誠に先制2ランを許す
 先発し、投げ込む秋山
3枚

 「広島5-0阪神」(29日、マツダスタジアム)

 大事なマウンドで勝てなかった。一つのプレーで完全にリズムが狂った。阪神・秋山が負ければ首位から一気に3位転落となる一戦で、6回7安打3失点(自責0)。先発投手の役割は果たしたが5敗目を喫し、自身の広島戦8連勝もストップした。

 初回に刻まれた失点があまりにも痛かった。先頭の野間、西川を難なく抑えた後、小園も一ゴロで三者凡退…と思われたが、イレギュラーした打球に一塁・サンズが対応できず後逸する失策を犯してしまう。二塁まで進塁された。想定外のピンチを招き、打席に4番・鈴木誠を迎えた。

 バッテリーは初球、外角に逃げていくカットボールを選択。しかし、これが裏目に出てしまう。甘く入ってしまった変化球を完璧に仕留められ、白球は左中間席へ一直線。先制2ランとなり、秋山も打球の行方をぼう然と見つめるしかなかった。

 続く坂倉にも2球目に投じた外角直球を右中間席へ運ばれ、2者連続被弾。序盤で試合の主導権を握られてしまい、矢野監督も「(秋山が)あまりにも簡単に打たれた。バッテリーでもうちょっと考えないと」と苦い顔を浮かべた。

 それでも二回以降は立ち直りは見せ、六回まで無失点投球。流れを引き寄せようと、懸命に腕を振り続けた。20年7月21日(甲子園)から続く広島戦の連勝を伸ばし、自身初の2年連続2桁勝利も目指したマウンドでもあったが、“鯉キラー”でも勝利に導くことができなかった。

 試合後、秋山は「流れを変えるピッチングをしたかったですけど…。やり返すチャンスはあるので、また次に向けて頑張ります」と必死に前を向いた。次回は同じ過ちは繰り返さない。必ずリベンジを果たす。

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