阪神・矢野監督 首位陥落も前向く「最終的に一番上にいることが大事だから」

7回、苦しい試合展開に厳しい表情を見せる阪神・矢野燿大監督=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
苦しい試合展開に頭を下げる阪神・矢野燿大監督=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
9回、三振に倒れた阪神・佐藤輝明(中央)は顔をしかめながらベンチへ戻る。左は阪神・大山悠輔=マツダスタジアム(撮影・田中太一)
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 「広島5-0阪神」(29日、マツダスタジアム)

 阪神が広島に3タテを許し、首位から陥落した。

 初回、2死からサンズの失策をきっかけに3失点。先発の秋山にとっては苦しい展開となった。完敗を喫した矢野監督は「もちろん、ジェリーが捕ってやらなあかんと思うし。使っている俺の責任ももちろんあるし。でも全てをそっちのせいにはできないんで」と、フォローした。

 この日はルーキー・佐藤輝を今季4度目のベンチスタート。5番は糸原、6番には大山がスタメン復帰したが、打線が最後までつながらず、今季7度目の完封負けとなった。

 試合前までは1・5ゲーム差あったが、勝率で巨人が-0・5差で首位浮上。阪神はヤクルトにもかわされ、一気に3位まで転落した。4月4日から守り続けていたが、一時は最大8ゲーム差をつけていた巨人へ、ついに明け渡した。

 矢野監督は「最終的に一番上にいることが大事だから。前向いてやっていくしかないんでね。今までの自分たちの野球をどうやっていくかだと思うんで」と、語った。

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