稲葉監督 青柳のムードメーカーぶりに「うれしかった」中継ぎ起用には「申し訳ない」
金メダルを獲得した東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」の選手、首脳陣が8日、都内のホテルで、メダリスト会見に臨んだ。稲葉監督はムードメーカー的存在として貢献した選手に阪神・青柳の名前を挙げた。
大会期間中の8月3日は稲葉監督の誕生日だった。宿舎で指揮官へバースデーソングを歌うなど、チームを盛り上げ来た青柳に対して「青柳投手の『ハッピーバースデー』はうれしかったですね」と笑顔を見せた。
青柳自身は本戦で2試合に登板して、ともに複数失点を喫するなど、不本意な結果となった。慣れない中継ぎでの起用となったことに「ヤギもいつもとは違う場所で投げてもらったり、本当にタフなところで投げてもらって、こちらも申し訳ない気持ちでいっぱいだった」と指揮官。
そんな中でありながら、青柳のチームを盛り上げようという心に「チームのためになんとかしたい、そして私のバースデーで歌を歌ってくれる、そういう思いがうれしかったです」と語った。栗原、村上など、他にもムードメーカー的な存在の選手がいた中で、稲葉監督はいの一番に青柳のことに言及し、労をねぎらった。