阪神・井上 成長のバックスクリーン弾!7号3ラン「懐に呼び込んで」

 ベンチ前で高山(右)に出迎えられる井上
 7回、7号3ランを放った井上
 7号3ランを放ち、三塁ベースを回る井上
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 「ウエスタン、ソフトバンク15-6阪神」(27日、タマスタ筑後)

 乾いたバットの音が響いた次の瞬間、白球は「ドンッ」とバックスクリーンに突き刺さった。7号3ラン。7点を追いかける七回1死二、三塁で、阪神・井上が泉の148キロ直球を完璧に運んだ。

 3打席目までは「ボールに対して自分が迎えに行っていた」と2度の得点圏で快音を残せず。「自分の懐に呼び込んで、スイングしないと」。試合の中で冷静に自己分析し、豪快な一発につなげた。

 九回1死一塁でも杉山の155キロ直球を中前へ。平田2軍監督は「最後の安打といい、魅力が出つつある」と評価した。7本塁打はウエスタンで2位タイ。トップは10本のソフトバンク・リチャードだ。「少しずつやっていきます」と不敵な笑みを浮かべた井上。昨季は届かなかった本塁打王に一歩ずつ近づいていく。

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