阪神・サンズ 御礼16号!難敵メルセから一発 今季最多観衆虎党に届けた
「阪神1-8巨人」(10日、甲子園球場)
虎党の応援に心が奮い立った。今季最多1万8202人がスタンドを埋めた甲子園。阪神は大量ビハインドで敗色ムードが漂う中、6月6日・ソフトバンク戦以来の5番でスタメン出場したサンズが、意地の16号ソロを放った。
7点を追う六回。先頭のマルテが右前打で出塁したが、11試合ぶりに4番に復帰した大山が初球を打って三ゴロ併殺打。聖地はファンのため息が充満して異様な雰囲気。しかし、助っ人砲は「やるべきことは変わらない」と平常心で向かった。
メルセデスの甘く入った変化球を豪快に振り抜き、打球は浜風にも乗って左翼スタンドに着弾。「来た球をしっかり強く打つことができて良かったよ」。恒例となった金メダルの“贈呈”はなく、ハッピーハンズも片手で控えめだったが、スタンドの虎党は沸いた。
11日・巨人戦の相手先発は通算6打数無安打の高橋。難敵左腕をフルスイングで完全攻略し、今度こそ阪神ファンに勝利を届ける。