阪神連敗、3日にも首位陥落 打線テコ入れ実らず、西勇自己ワースト1イニング7失点

 2回、広島打線の猛攻を浴び、険しい表情の西勇と梅野のバッテリー(撮影・田中太一)
 9回、遊ゴロに倒れる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
 5回、選手交代を告げる矢野監督(撮影・飯室逸平)
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 「広島7-1阪神」(2日、マツダスタジアム)

 阪神は低調の打線にテコ入れを図って勝利を目指したが、連敗を喫した。3日にも首位陥落の可能性がでてきた。

 サンズ、ドラフト1位・佐藤輝(近大)、同6位・中野(三菱自動車岡崎)がスタメン落ち。緊急昇格したロハス、新4番・マルテ、大山が新クリーンアップを組む新打線で臨んだが、広島の先発・玉村に大苦戦した。再三走者を出しながら、つながりを欠いた。

 ロハスは初回の第1打席にいきなり中前打を放ったが、盗塁を狙ってけん制で刺された。以降は快音が響かず。七回に山本、北條の連打で1死一、三塁とし、近本の右犠飛による1得点にとどまった。

 通算100勝に王手をかけている先発・西勇にとっては、“魔の二回”だった。先頭・鈴木誠のソロを皮切りに打者10人に7安打を浴び自己ワーストの1イニング7失点。4回で降板となったが、安打を許したのはこの回だけだった。序盤の大量失点を最後まで取り返すことができなかった。

 この結果、降雨中止だった2位・巨人とのゲーム差は、4月29日以来の1・5。だが、3日に阪神が敗れ、巨人が勝てば、阪神は勝率・6056、巨人が同・6060となり、首位が入れ替わる。

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