阪神・ガンケル 打球直撃も7回1失点の熱投 来日初の2桁奪三振

 7回、ヤクルト・村上の打球を腕に受ける阪神・ガンケル(撮影・田中太一)
 7回、同点ソロを放つヤクルト・山田哲(撮影・田中太一)
 先発し力投する阪神・ガンケル(撮影・山口登)
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 「阪神-ヤクルト」(1日、甲子園球場)

 開幕7連勝を狙う阪神のジョー・ガンケル投手(29)が来日初の2桁奪三振をマーク。投球内容も7回4安打1失点と安定感のあるピッチングで試合を作った。

 初回は塩見、青木、山田を難なく三者凡退に仕留めたガンケル。普段は打たせて取る投球が持ち味の助っ人だが、この日は奪三振能力が高く初回から六回までは毎回奪三振の快投を披露していく。

 雨が降る中のマウンドでもガンケルにとっては問題無し。制球力の高さも光り、ヤクルト打線を全く寄せ付けない。六回には女房役の梅野の先制ソロが飛び出し、あとは守り切るだけ…というところで痛恨の一発を許す。

 1点リードの七回先頭の山田にうまく捉えられた。内角高めの直球を逆らわずに弾き返された打球は、無情にも白球は右翼ポール際へと吸い込まれ同点とされた。続く村上は投ゴロに抑えたが、打球がガンケルの左腕上腕部に直撃し、一時ベンチへと治療に戻った。

 ただ、ガンケルは治療を終えてすぐにマウンドに戻った。オスナには左前打を許したが、サンタナを投ゴロに、元山を遊ゴロに仕留め、最少失点にとどめた。

 勝利投手にはならなかったが、雨の中での100球の熱投が光った。

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