阪神 平田2軍監督 高寺のプロ初アーチに「片鱗を見せてくれた」【一問一答】
「ウエスタン、広島1-7阪神」(1日、由宇球場)
阪神は投打がかみ合い、広島に3連勝した。平田2軍監督の一問一答は以下の通り。
-先発・小川は5回1失点だった。
「70何球かな。三回り目どうかなと、羽月や大盛がいいんでね。だけど、その辺もクリアしてきたし、もうちょっとこれから球数が増えていっても大丈夫だし。初回は不運なヒットもあったけど、球のキレやコントロールも元々いいしね。栄枝もうまくリードしてたし、ここのところ栄枝がさえとるわな。そういった意味で、一平の場合は先発も中継ぎでも1イニングをバンッといけるんでね。しっかり投げる体力、肩のスタミナをつけて。この辺が課題になってくるんで、その辺をしっかりクリアさせていくよ」
-課題の2巡目、3巡目を抑えた。
「その辺でいつも、カープには特につかまってたんだけど。今日はうまいこと、栄枝もリードしてたと思うよ。うまくカーブを使いだしたたり、そういう緩急も使いだしたもん。エラーが出た後も高橋大にインコースいったりさ。その辺はうまく使ってた」
-中継ぎが安定。
「尾仲は2アウトからフォアボールとか、一平も2アウトからフォアボールはいただけない所もあるものの、昨日、今日とすごく安定したピッチング。中継ぎ陣は小林も桑原もいる、岩田(稔)が左でいるし。そういったところじゃ競争になってくるんでね。小野も遠征についてきてない。そういったところで、ピッチャーや中継ぎ陣は競争意識というのがかなりあると思うんでね。その辺を続けていってほしいよね。そこから、頭一つ二つ、浜地も出てくれば、1軍へって時に(候補に挙がってくる)。これから夏に向かって、今日から7月だから。必ず必要となる選手が出てくると思うので。今のまま、結果を出しつつ、力をつけていかないとあかん」
-高寺がプロ初本塁打を放った。
「高校時代、ホームランバッターだった片鱗を見せてくれたね。ちょっとこの2試合は体力強化も含めて(ベンチ)だけど、今日はスタメンでいくって話をしてた。そういうところも兼ねながら、育てていかないといけないところはあるけど。やっぱり、高校時代30発ぐらい打ってるんだろ。ホームランバッターの片鱗を。あのぐらい、ツボに来たら放り込まな。遠藤もそう。そういうスイングの強さ、小幡にも言ってるけど。ツボに来たらさ、ドーンといく、そういう力強さっていうのを兼ね備えていかなあかんからね」
-3打席目にバントを決めたことにも価値がある。
「これを敢えて、4点差でバントさせたんだけど。これも一つのキャンプから取り組んできた、彼は小技とかもできなきゃいけないので。あれも評価したい。俺はどっちかと言ったら、バント成功して2点ダメ押し取ったバントっていうのは、最も(評価したい)。もちろん、ホームランはナイスホームランだけど。大技、小技、今日はもうそういうところで、高寺の存在感っていうのはあった。試合に2試合出なくて、今日は飢えて、張り切ってたんちゃうか」
-島田も3安打2打点の活躍。
「海吏(島田)は昨日もいいところでタイムリー。今日も3安打。昨日は代走からということもあるので、起用したけど。そういうところでのバッティングの状態っていうのも含めて、(打率)3割乗ったでしょ。規定打席もあと1ぐらいかな。ここでクリアさせようと思ったけど、まあ規定打席もクリアしてくるし。スチールも素晴らしいし、言うことなしや」
-小幡は先制打。
「いや、ダメ。小幡は今日の一本だけで、後がダメ。そんなもん、三遊間の持丸の打球でも取らなあかん。まだまだ小幡は高寺と違うんだから。見る目が違うやん。最初に一本打ったら、島田みたいに最低二本。5-1でしょ。それじゃ話にならん。俺に言わせると。まだまだ竜平(小幡)はもっともっと貪欲にいってるんやろうけど、物足りん」