阪神・矢野監督、決勝点呼んだ梅野の四球&盗塁称える「諦めない野球できた」

9回、二盗を決め送球が逸れる間に三塁を奪う梅野(撮影・飯室逸平)
梅野(右)ら阪神ナイン=楽天生命パーク(撮影・飯室逸平)
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 「楽天5-6阪神」(13日、楽天生命パーク宮城)

 阪神がシーソーゲームを制し、交流戦を6連勝で締めくくった。難敵ぞろいのパ・リーグ相手に18試合で11勝7敗。貯金も2008年以来となる「20」の大台に乗せ、セ・リーグ首位の座を確固たるものにした。

 八回に、新セットアッパーの藤浪が鈴木大に同点弾を献上し、嫌なムードが流れたが、九回、これを振り払ったのが、梅野だった。14試合連続無失点中の楽天・松井に連続三振を喫して簡単に2死となったが、ここで打席に入った梅野が2ストライクに追い込まれながら、四球で出塁すると、相手バッテリーのスキを突いてディレードスチールに成功。さらに捕手・田中貴の悪送球を誘って一気に三塁を陥れた。

 この走塁が近本の決勝の三塁打を呼び込んだとあって、矢野監督は「リュウ(梅野)があそこで走ってくれたのは相手にプレッシャーを与えられたし。すごく大きな盗塁やった」と高く評価。さらに「(四球も)2ストライクと追い込まれてからやからね。きょうも全部2アウトから(走者が)出て得点につながっているんで。タイガースの強みにしていけるようにしたい。諦めない野球ができたのはリュウの場面だけを取ってもそう」と陰のヒーローを称えていた。

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