「西武－阪神」（２８日、メットライフドーム）

　阪神・近本光司外野手（２６）が今季１０個目となる盗塁を決め、その後も足で西武バッテリーをかく乱。次打者のドラフト６位・中野拓夢内野手（２４）＝三菱自動車岡崎＝が適時打を放ち、追加点を奪うことに成功した。

　１点リードの三回だ。四球で出塁した近本が、中野の打席で二盗成功。カウント２－２から高橋が暴投し、二走・近本は三塁へ進塁。チャンスが拡大した中、中野も応えた。

　１４１キロのカットボールを右翼線に弾き返し、三走・近本を悠々と本塁に生還させた。

　３年連続となる２桁盗塁達成。１０盗塁で盗塁数リーグトップだった巨人・梶谷に並ぶタイの数字となった。３年連続盗塁王の期待もかかるスプリンターが、今季も足で躍動している。