阪神・近本V打 母校・関学大Vにオレも続く!打撃好調5月打率・379

 「阪神3-2ロッテ」(26日、甲子園球場)

 仲間が作ったチャンスを前に迷いはない。強気の初球打ちで流れを引き寄せた。先制点を奪う鮮やかな一振り。交流戦の初勝利に導いたのは、頼りになる阪神の選手会長・近本だ。

 「秋山さんにしっかりバントを決めてもらったのと、ストレートだと思って打ちにいって、結果的にいいところに打球が打てた。先制できて、秋山さんの助けになれるようにと。よかったです」

 先制したのは三回。先頭の小幡が四球を選ぶと、続く秋山は1球で犠打を決めて1死二塁とした。最高の形で打席を迎えた近本。初球、岩下の真っすぐを狙い撃ち。鋭い打球は懸命に追いかける左翼・角中の頭上を越え、適時二塁打となった。

 一度つかんだ攻撃の流れは止めない。続くドラフト6位・中野(三菱自動車岡崎)の打席で岩下が暴投し、三塁へ進塁した。その後、左翼への浅い飛球でタッチアップ。さっそうとホームを駆け抜けた。抜かりない全力プレー。思いは強かった。

 前日25日に母校・関学大の硬式野球部が、関西学生野球の春季リーグ戦で28年ぶりに優勝。「勝ってくれて自分としてもうれしい。チームのために、OBのために、またこれからも頑張ってほしい」とエールを送った。ケガに苦しみ、投手から野手に転向した大学時代があるからこそ今がある。当時から自分のできることは懸命にやってきた。その姿勢は今も継続されている。

 5月はここまで打率・379と絶好調。27日のロッテ戦では、佐々木朗が先発するが、相手は関係ない。「1勝1敗できて、最後の3つ目は大事な試合になりますし、最初のカードをしっかり勝ち越して交流戦いい流れで入っていけるように頑張りたい」。切り込み隊長が連勝への流れを作る。

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