阪神・サンズ、奮闘4の4 佐々木朗に洗礼浴びせた3安打&2適時打
「阪神4-6ロッテ」(27日、甲子園球場)
振り抜けば快音が響く。4打数4安打と、止まらぬ勢い。敗戦の中で奮闘した阪神・サンズ。2年目の佐々木朗からは3安打を放つなど格の違いを見せつけた。
「期待されているとわかる素晴らしい逸材の投手だと思ったよ。投げている球を見てもいいものを持っていると思ったし、本当に将来が楽しみないい投手だと思う」
初対戦となった右腕を攻略した。二回は無死二塁から遊撃への内野安打を放ち、1点リードの三回2死三塁では、151キロの直球を右前にはじき返して追加点を奪った。さらに五回2死二塁の第3打席でも、真っすぐを捉えると、右越えの適時二塁打。勝負強さを発揮した。
唐川と対戦した2点を追う八回は、先頭で打席を迎えると左前打で出塁。これで、昨年7月28日のヤクルト戦以来となる、4安打の固め打ち。それでも、「個人的にはいい夜だったけど。負けたという悔しさが大きいよ」とチームの敗戦に肩を落とした。
勝利に貢献することだけを考える頼もしい助っ人。初の交流戦で、対戦経験のない投手は多いが問題ない。「どんな投手、どういう配球をしてくるのかというのを試合前にしっかりと情報を得て、頭の中で整理して、打席の中でしっかり仕留めることがキーだと思う」。勝つために目の前の打席に集中している。