阪神4番・佐藤輝お披露目打 有観客再開初陣で魅せた!中前打で16戦連続出塁
「阪神2-1中日」(13日、甲子園球場)
怪物ルーキーの勢いが止まらない。大山に代わって4番に座る阪神のドラフト1位・佐藤輝(近大)が、連続試合出塁を「16」に伸ばし、存在感を放った。
「打つのが一番いいですけど、四球とかどんな形でも(続けて出塁)できてるのはいいことだと思います」
見せ場は3打席目だった。1打席目は二ゴロ、2打席目は空振り三振と中日の先発・ロドリゲスに抑え込まれていた中、迎えた六回1死。カウント2-0からの133キロスライダーをうまく中前へ運んだ。これで、19年に近本が作った球団新人の連続試合出塁記録の20試合に、あと4試合とした。
「4番・三塁」での出場は6試合目となったが、ファンが戻った有観客の甲子園では初のお披露目。それでも「特に意識することなく自分のバッティングを心掛けた」と気負いはなかった。
14日からは宿敵・巨人との3連戦。「しっかり勝って、もっと首位の座を固められたら」。相手は強敵。チームは4カード連続勝ち越しを決め、さらには今季最多の貯金15としても、“4番・佐藤輝”に抜かりはない。いつも通りの姿勢で、結果を残していく。