【谷佳知氏の眼】うまく腕をたたんで振り抜いた阪神ドラ1佐藤輝

 「DeNA12-6阪神」(7日、横浜スタジアム)

 阪神ドラフト1位の佐藤輝は内角高めの球を、うまく腕をたたんで振り抜いた。しかも右翼席の上段まで飛ばすのは、本当にすごいと思う。

 打撃の中で内角高めを打つというのは一番難しい。練習ならば誰でも打てるが、実戦では甘い球を想定して打席に入るので、内角高めに反応するのに0・何秒か遅れてしまい、結果的に詰まる。イメージでは腕をたたんで体を回転させるのだが、実際にはなかなかうまくいかないものだ。

 佐藤輝はやや甘めだったが、しっかり反応した。実は内角高めは当たれば一番飛ぶコース。開幕から一番攻められたコースではあったが、ここを打てるようになれば本塁打を量産できるようになるはずだ。

 新人の場合、今が体的に疲れが出て、きつくなる時期。そんな中、バットを振れている佐藤輝は並の新人ではない。矢野監督もバットを振れている姿を見て4番を任せようとなったのではないか。大山は離脱したが、その穴を埋める働きはしてくれるだろう。

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