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阪神ドラ1佐藤輝に侍・稲葉監督期待 規格外パワー「非常に魅力」

 「阪神(降雨中止)広島」(13日、甲子園球場)

 東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督(48)が13日、甲子園を訪れ、新人離れした力を見せつけている阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=に大きな注目を寄せていることを明かした。視察予定だったこの日の阪神-広島戦は雨天中止となったが、侍の指揮官は今後の成長に注目していく。

 開幕2戦目の神宮で見せたバックスクリーンへの一撃、横浜スタジアムでの驚がくの場外弾-。わずか半月あまりの間で佐藤輝が見せた規格外のパワーは、稲葉監督の脳裏にも強烈に刻まれていた。

 この日の視察試合は球場到着直後に、雨脚が強まった天候悪化の影響で中止。「いい選手がたくさんいるので楽しみにしていたが残念」とした上で、指揮官は注目選手の中に「佐藤輝くんも気になる選手の一人」と怪物ルーキーの名を挙げた。

 「遠くに飛ばすのは練習して身に付くものではない。非常に魅力を持った選手」と評価した稲葉監督。世界の強豪国と戦う上でスピード&パワーを掲げる稲葉ジャパン。パワーだけでなく高い走力を兼ね備える佐藤輝は、理想の選手と言える。

 ここまで15試合に出場して打率・196、3本塁打、5打点。驚がくのパワーを見せる半面、プロの高い壁に阻まれている。それでも稲葉監督は「1年目でプロに慣れることをやっている最中だが、どこまでやれるか期待したい。頑張ってもらいたい」と壁を打ち破り、大きな成長を遂げた佐藤輝の将来像に思いをはせた。

 外野手にはソフトバンク・柳田やオリックス・吉田正、本職の三塁でもヤクルト・村上、巨人・岡本和らがひしめき、厚い層を誇る日本代表。東京五輪での代表選出を勝ち取るのは至難の業だ。

 ただ、稲葉監督は代表選手の条件に「緊張感の中でどれだけのパフォーマンスができるかが大事。調子が悪くても何ができるか、そういうところも求められるし、見ていきたい」とし、すべての可能性を見定める方針だ。

 稲葉監督の言葉に佐藤輝は「そうやって名前を出していただけるのはありがたいし、いつか日本代表に選んでもらえるように、しっかり目の前の試合を頑張っていきたい」と次の戦いに視線を向けた。

 期待の新星が日の丸を背負って夢舞台へ。はるか険しい頂ではあるが、この男なら、あるいは…。そんな思いを抱かせる魅力が、猛虎の背番号「8」には確かに存在している。

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