阪神ドラ1佐藤輝 豪雨もあっ晴れメモリアル 初甲子園、初巨人戦で初打席初安打

 7回、ビエイラも脱帽の!?大飛球を放つ佐藤輝
 2回、中前打を放ち、筒井コーチ(左)とタッチをする佐藤輝
 2回、安打を放つ佐藤輝
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 「阪神6-2巨人」(6日、甲子園球場)

 冷たい雨風が吹き付ける甲子園。阪神ドラフト1位の佐藤輝が聖地初打席で魅せた姿に、球場全体から温かい拍手が降り注ぐ。「ファンの方々の熱をすごく感じた」。黄金ルーキーは一塁で筒井コーチとグータッチを交わし、白い歯を見せた。伝統の一戦で響かせた快音が心地良い。

 2試合ぶりの先発復帰は甲子園。10打席ぶりの安打が生まれた。二回無死一塁、雨に打たれながら打席へ。カウント1-1からサンチェスが内角高めに145キロ直球を投げ込んできたが、中前へ完璧に運んだ。底を抜け出した佐藤輝も、安どの表情をにじませる。

 「内をずっと攻められていてこれまでそれを捉えることができていなかったですが、内をしっかり捉えてセンター前に打つことができたので良かった」

 開幕以降、佐藤輝は執拗(しつよう)な内角攻めに苦戦してきた。スタッフに打撃練習中の動画を撮影してもらいフォームなどを確認してきたが、曲げなかった信念がある。それは、自分のスイングに徹することだった。

 「自分の打ち方をしっかりする意識です。自分の打ち方をすることができればインコースも捉えることができると思う」。こだわる形を簡単には変えない。最大の武器を失わず、対応力を発揮できたことに意味がある。

 球団新人が巨人戦初出場初打席初安打となったのは、16年の新人王に輝いた高山以来。七回2死の第4打席では、ビエイラから右翼にあと少しで本塁打という大飛球を打っただけに、矢野監督もさらに期待感を募らせる。

 「甲子園開幕で1本出ればすごいニュースになったと思うけど、アイツらしくベースを一周してくれたら」

 次に期待されるのは、豪快な聖地弾。「これからここ(甲子園)でしっかり頑張っていきたい」と虎党の熱い声援に心を打たれた背番号8が、どん欲に本塁打を狙っていく。

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