阪神2つの“開幕戦球団史上初”で快勝 佐藤輝が初打席初打点 サンズは外国人2発

開幕戦を勝利し、ハイタッチかわす阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 1回、プロ第一打席に立つ佐藤輝(撮影・田中太一)
 8回、勝ち越しソロを放つサンズ(撮影・田中太一)
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「ヤクルト3-4阪神」(26日、神宮球場)

 阪神が息詰まる接戦を制し、2年ぶりに開幕戦を勝利で飾った。

 試合を決めたのは来日2年目のサンズだった。同点で迎えた八回2死。フルカウントから清水のスライダーを捉え、左中間席に決勝の2号ソロを突き刺した。四回にも小川から一時勝ち越しとなる1号ソロ。阪神の選手で開幕戦2本塁打を記録したのは1990年の岡田彰布以来、31年ぶり3人目。外国人選手では史上初となった。

 サンズは球団を通じて「清水投手とは昨年も対戦経験があったし、良い投手ということはわかっていたから打つことができて幸運だったよ。チームにとっても非常に効果的な一打になってよかったね」とコメント。二回にも右翼線に運んでおり、猛打賞の大暴れだ。

 自身初の開幕投手を務めた藤浪は5回5安打2失点。5四球2暴投に加え味方の拙守にも苦しんだが、女房役・梅野の懸命なリードに何とか応えた。六回以降は岩貞-ドラフト8位・石井大(四国ILp・高知)-加治屋-岩崎-スアレスと執念のリレー。最後は鉄壁の守護神が締めた。加治屋は移籍初登板初勝利を飾った。

 注目のドラフト1位・佐藤輝(近大)は二回無死一、三塁で迎えたプロ初打席で小川から先制の左犠飛。2リーグ分立後、阪神の新人野手が初打席初打点を記録したのは1953年の三宅秀史以来、68年ぶり2人目。開幕戦の初打席で初打点は球団史上初となった。

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