阪神・佐藤輝の力の源は食欲?球団公式YouTubeで明かした驚きの事実

 「オープン戦、阪神3-3西武」(12日、甲子園球場)

 左翼へ2試合連発となるオープン戦3号ソロをたたき込んだ阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手=近大。日本ハムの野村と並んで12球団トップタイの3発を放っている怪物ルーキーの源は体力と食欲?と思わせられたエピソードが球団公式YouTubeで配信されている。

 「【体づくりの参考に!】選手の夕食に密着!」と題して、2月のキャンプ中に宿舎で選手たちが食事を摂る風景を撮影。そのトップバッターが佐藤輝だった。開口一番「体重がちょっと増えてきているんで…このキャンプで」と明かしたが、この事実に阪神、広島、オリックスでコーチを歴任し、広島では寮長も兼務したデイリースポーツ評論家・岡義朗氏は「新人がキャンプ中に体重が増えたという話は聞いたことがない」と舌を巻く。

 アマチュアとは違い、新人は年明けから1日中、野球漬けの日々を送る。まず練習量に圧倒的な違いが出る。そして練習時の動き方、チームプレーのルールなど覚えなければいけないことは数多い。プロとして見られる部分も重なり、練習量と精神的なストレスが影響して食欲が落ち、体重が減ってしまうルーキーがほとんどだ。

 だが佐藤輝はドラフト1位の重圧に負けず、他の選手と同様にフルメニューをこなし、なおかつ体重が増えている…。岡氏は「ある意味図太く、ストレスを調整できていると思う。キャンプで体重が増えたなんて初めて聞いた。佐藤輝は精神的にも強く、内臓も強いのだろう。食事はプロで活躍するための大切な要素」と語る。

 過去に阪神では1年目の夏場に10キロ近く体重が落ちた選手もいた。残念ながらその選手はプロとして大成できなかった。岡氏が印象に残った選手として挙げたのは若手時代の丸(現巨人)。「1年目から72~3キロを行ったりきたりしていて、3年目からウエートトレをやりながら増量して1軍のチャンスをつかんだ。18歳から22歳の選手の成功例だよね。それくらい体重というのは大切なこと」と振り返る。

 過去に巨人時代の小笠原(現日本ハムヘッドコーチ)は、焼き肉店で1人20人前前後の肉と山盛りのご飯を「トレーニング」と称して頬張っていた。フルイニング出場の世界記録を持つ金本知憲氏も尋常ではない食事量で体重減をカバーしていた。グラウンドで最高のパフォーマンスを見せるため、礎となるのが食事。プロで大成する要素を虎の背番号8は持っている。

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