阪神・西純 虎党に成長魅せる!18年夏以来の聖地先発「楽しんで投げられたら」

 キャッチボール中に笑顔を見せる西純
 キャッチボールする西純
 ダッシュする西純
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 逆転開幕ローテ入りを狙う阪神の西純矢投手(19)が、9日の広島戦でプロ入り後初めて甲子園で先発する。創志学園2年時の2018年夏以来となる聖地での先発。「ここまできたら本当に結果を残していかないといけない。しっかり自分の投球をしたい」と久しぶりの聖地登板で成長の跡を刻む。

 「すごい観客の表情が見える」。高校時代に目の当たりにした光景を思い浮かべる。今回は有観客となって初の本拠地登板。「緊張はすると思いますけど、楽しんで投げられたら」と虎党に成長した姿を見せるつもりだ。

 良い思い出の方が多い。公式戦初登板となった昨年6月24日にウエスタン・オリックス戦に2番手で3回を3安打無失点に抑えて“プロ初勝利”を挙げた。「割と良いイメージはあります」。プロでの第一歩を踏み出した場所をさらなる飛躍のきっかけにしたい。

 矢野監督も「昨年からしたらすごく成長してきているし、いろんなあいつも俺らも見てみたい。純矢にとってもファンにとっても魅力的なことなので」と期待を寄せる。

 現在はガンケル、ドラフト2位・伊藤将(JR東日本)らと開幕ローテ6番手を争う右腕。理想の先発像を追い求め、キャンプ中は制球面を意識して鍛錬を積んできた。この日は甲子園での投手練習でキャッチボール、ダッシュなどで汗を流し「丁寧に低めにコントロールして投げていきたい」と意気込みを語った。

 開幕ローテ奪取へ。そして、マウンドから見える虎党の表情を笑顔にするため-。全力で腕を振る。

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