阪神・青柳 “雨柳さん”健在、今年初の対外試合が豪雨で中止
「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)
“雨柳さん”が、またも水を引き寄せてしまった。阪神・青柳晃洋投手(27)は14日、広島との練習試合(コザしんきん)で先発予定だったが、試合30分前に集中豪雨が降った影響で中止に。「(対外試合)一発目で気合が入っていたんですけど、残念です」と声を落とすばかりだ。
まさかの中止で、藤浪もインスタグラムのストーリーズで「やってくれました雨柳さん」と投稿。ただ、チーム屈指の雨男と知られる右腕の力はこんなものではない。宜野座に戻り、青柳は2番手予定だった藤浪とシート打撃に登板予定だったが…遠征地から右腕を乗せたバスが到着した途端に、またも豪雨に襲われる。悪夢のシート打撃中止の結末だ。
予定が再度、変更となったが、ブルペンで投球練習し、藤浪と1イニングを想定して交互に6回を投げ合った。佐藤輝も打席に入るなど、実戦さながら。初めて行った調整法だ。藤浪が投げている時はキャッチボールで肩を作ったりしたことから「本当に試合と同じような感じで行けたかなと思います」と充実感をにじませた。
矢野監督は「雨やなぎ、すごい」と苦笑いを浮かべながらも「ヤギ(青柳)も晋太郎(藤浪)も順調にいってるんじゃないの」とうなずいた。出ばなこそくじかれたが前を向いて調整を続けていく。