阪神・チェン “日本流調整”ブルペン84球、実戦登板へギアアップ

 ブルペンで投げ込むチェン
 ブルペンで投げ込むチェン
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 「阪神春季キャンプ」(14日、宜野座)

 阪神に新加入したチェン・ウェイン投手(35)=前ロッテ=が、ブルペンで84球を投げ込む“日本流調整”を実施した。早ければ第4クール中にも打撃投手を務める見通し。実戦登板に向けて徐々にギアが上がってきた。

 まだ「思い通りに投げられなかったり、体が動かなかったりするとやっぱりがっかりする」と納得のいくボールは少ない。しかし、着実に“虎デビュー”の瞬間は近づいている。この日も試合を想定しながら、全球種を織り交ぜて腕を振った。

 84球という球数については「アメリカではこんなに投げ込むことはないので」と日米通算95勝左腕。キャンプ中に追い込み、1年間シーズンを戦う体を作り上げる。日本式の調整方法も順応できる。

 打撃投手の登板後は、シート打撃に登板する方針。「それをクリアしてから試合に入っていくと思う」と青写真を描いた。矢野監督からは年間15勝を期待されている。焦らず、急がず、今はじっくりと牙を研ぐ。

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