阪神ドラ1佐藤輝、「40盗塁40発」へ矢野監督が後押し 近本から走り方学んだ

 「阪神春季キャンプ」(6日、宜野座)

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が6日、“走り方改革”を受けた。走塁練習では筒井外野守備走塁コーチの指導に耳を傾け、近本の走法にくぎ付けになり、走り方を学習。指名あいさつ時に40本塁打&40盗塁を要望した矢野監督からは、改めて「40・40」への挑戦を後押しされた。7日の紅白戦では4日に続き、1番で出場予定。藤浪との対戦に胸を膨らませた。

 打って、守って、走る-。虎の将来を嘱望される佐藤輝の可能性を広げるために、走塁の極意がたたき込まれた。午後のグラウンド。フリー打撃と並行して行われた走塁練習に近本、井上と参加。筒井コーチらからの“走り方改革”で新境地を開いた。

 50メートル走6秒0ながら、大学4年間では通算盗塁数が「8」。走塁スキルを「プロで吸収していきたい」と以前から話していただけに、近本のスライディングを凝視し、技術を学び取ろうとしていた。

 ルーキーイヤーから2年連続盗塁王を記録する近本や、筒井コーチから走塁の心得を授かった。「(走る時に)頭を上げないように。しっかり低い状態のまま(走る)の方がいい」-。それを意識して練習に取り組んでいた佐藤輝は「しっかりそれをやっていけるように練習します」と走法に磨きをかけていく覚悟だ。

 約45分間の走塁練習では、打撃投手の動きに合わせての二盗や、打球方向を確認しながらの三塁へのスライディングが行われた。佐藤輝の走塁を見た近本は「(走り方の)姿勢も角度もいい」と評価。筒井外野守備走塁コーチも「少しタイムも上がった。伸びしろがある」と目を細める。

 矢野監督も走塁面の成長に大きな期待を寄せる。「俺らがどんどんやれる可能性を広げていくことをする段階。トリプルスリーとか40・40って俺は言ったけど、可能性があるならどんどん(突き詰めて)やることがみんなのためになる」と強調。佐藤輝も「(40・40)できれば選手としての価値が高まると思う。しっかりやっていきたい」と決意を抱く。

 7日の紅白戦でも紅組の1番打者で出場予定。藤浪と対戦する可能性もあるが「高い身長、長い手足から見たことないところから出てくると思う。自分のスイングできるようにやっていきたい」。自然体を貫き、積極果敢にフルスイングする。

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