阪神ドラ1佐藤輝 沖縄上陸!矢野監督に自慢の長打力「見てもらいたい」

 沖縄入りした佐藤輝(右から3人目)ら新人選手(球団提供)
 キャンプに向け、タクシーで虎風荘を出発する佐藤輝(代表撮影)
 キャンプに向け、タクシーで虎風荘を出発する佐藤輝(代表撮影)
3枚

 阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(21)=近大=が28日、球団広報を通じて、矢野燿大監督(52)ら首脳陣に長打力で猛アピールする意気込みを示した。この日、29日から始まる先乗り自主トレに向けて、同2位・伊藤将司投手(24)=JR東日本=ら1軍キャンプ参加の新人と伊丹空港から沖縄入り。自慢のパワーを存分に発揮し、圧倒的な存在感でレギュラー争いを制す。

 佐藤輝は187センチ、94キロの大きな体をゆっくりと揺らしながら、伊丹空港の搭乗ゲート前に姿を現した。まだ人もまばらな離陸50分前。他の新人選手と椅子に座って一息ついた後、すぐ腰を上げて次々と集まる先輩たちに頭を下げてあいさつした。気づけば、あっという間に搭乗時刻。決意を胸に乗り込んだ。

 いよいよ本格的にプロ野球人生の幕が開ける。2時間15分の空旅を終え、午後4時30分。またゆっくりとした足取りで那覇空港の到着ゲートを通過し、沖縄の大地に足を踏み入れた。「やっぱり一番は長打力というところをまず見てもらいたいなと思っています」。矢野監督ら首脳陣へのアピールを誓った黄金ルーキー。視線の先は既に2月1日に向けられていた。

 26日に鳴尾浜で行われた3000メートル走を腰の張りで途中棄権したが、現在は問題なし。新人合同自主トレ最終日となった27日は全メニューを消化し、万全の状態をアピールした。「自分の持ち味を発揮できるように、それが一番です」。一心不乱にバットを振り込んできた。自信はある。

 29日からは先乗り合同自主トレがスタート。「配球だったり、頭の(考え方)部分を聞いてみたいですね」と“弟子入り”を熱望する大山ら、レギュラー陣と同じ時間を過ごすことができる。コロナ禍で宿舎での対面が制限される分、グラウンドでの時間は貴重。先輩に教えを請う姿勢も忘れず、自らのレベルアップにつなげる。

 「家族には『しっかり頑張ってこいよ』と。『ケガだけは気をつけて』と言われました。やっぱり一番はバッティングを見てもらって、守備もしっかり自分のできることをやって、アピールしていきたいと思っています」

 新人王、本塁打王、三冠王…。佐藤輝が秘める可能性は無限大で、矢野監督も大きな期待を寄せる。コロナ禍でファンの歓声は聞こえないが、未来の大砲は気合十分だ。「しっかりとやるつもりで頑張っていきたい」。最初の目標はレギュラー奪取。宜野座の空に何本もアーチをかけ、圧倒的な存在感を示す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス