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阪神・矢野監督、菅野残留に「面白い」 Gエース撃ちでセ界制覇の価値さらに高める

 阪神の矢野燿大監督(52)が10日、菅野智之投手(31)の巨人残留決定に対して「面白くなった」と闘志を燃やした。昨季も1勝4敗とやられた宿敵のエース。新外国人やドラ1・佐藤輝の加入で厚みを増した新猛虎打線での攻略に意欲を見せた。一方、菅野はこの日、「20勝」と「日本一」の目標を掲げ、来季も阪神などセ・リーグ球団の“壁”となる意気込みを示した。

 日本を代表する超一流投手が、今季も16年ぶりのリーグVを目指す矢野阪神の前に立ちはだかる。菅野残留の話題を振られた矢野監督は「本心はちょっと違う部分もある、もちろん」と笑みを浮かべながらも、信条である前を向く姿勢を崩さなかった。

 「でも、面白くなったんじゃないの。ああいういいピッチャーから、どう勝つかっていうのが、見てるファンの皆さんが面白い部分でもあるし。その方が面白いかなと思う」

 通算で阪神の対菅野は9勝18敗。昨季も1勝4敗と苦杯をなめさせられた。思い返せば、西勇VS菅野のエース対決となった開幕戦でも手痛い逆転負け…。あの1敗が巨人を勢いづかせ、菅野の開幕13連勝という快進撃につながってしまった。

 それでも今季の打線は昨季以上に分厚くなる手応えがある。ドラフトでは巨人など4球団競合の末に佐藤輝を引き当て、オフには韓国2冠王・ロハスも獲得した。ロハスにサンズかマルテを3、5番に置くことで、4番・大山のさらなる飛躍も期待される状況だ。

 「俺らもジャイアンツは今年意識して戦うチームになる。菅野に勝った1勝というのはチームとしての価値も上がるし、また打った選手の価値も上がる。それに投げ勝ったピッチャーの価値も上がるんでね」

 昨季、菅野が喫した2敗のうち、1敗は阪神が付けた。4度目の挑戦で初めて投げ勝った高橋には、次代のエースへ駆け上がるきっかけの一つになるかもしれない大きな勝利となった。

 くしくも今年のスローガンは『挑・超・頂~挑む 超える 頂へ~』だ。自ら集大成と位置づける監督契約最終年となる3年目。菅野に挑み、巨人を超えなければ、優勝という頂には到達できない。

 9日にはルーキーを前に指揮官が壁にぶち当たり、それを乗り越えて成長につなげることの大切さを説いた。「菅野が残ったっていうのは、より俺らの価値を高められるとこでもあると思う」。菅野擁する巨人-。チーム一丸でその高い壁を乗り越えてみせる。

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