藤川球児氏 阪神来春C“臨時コーチ” 球団幹部「自由にしてもらっていい」

 来年から阪神の「スペシャルアシスタント(SA)」(特別補佐)に就任する藤川球児氏(40)が、来春キャンプで“臨時コーチ”を務めることが28日、明らかになった。今年9月には2軍で助言を送った藤浪が、球団最速162キロを計測し復活の兆しを見せるなど“実績”もある。2月からキャンプ地で開かれる球児塾は、大盛況となるかもしれない。

 レジェンドが後進の育成に一役買う。谷本球団本部長は藤川氏に、来春キャンプの視察を依頼する方針を示した。さらにSAへの就任を依頼した時には、後輩の指導にも意欲を見せたことを明らかにし、“臨時コーチ”としても期待を寄せた。

 「藤浪君もアドバイスをもらったんですよね。そんなこと(指導意欲)もしゃべってましたね。『自由にしてもらっていいよ』と言っています」

 日米通算245セーブを誇る右腕。多くの引き出しを持ち、すでに指導者としての才能も見せている。

 9月15日。藤川氏は鳴尾浜で同14日に2軍降格した藤浪のブルペン投球を真後ろから注視。フォームを実演するなど15分間、技術面の助言を送った。

 その後、1軍に再昇格した藤浪は救援に転向。10月19日・ヤクルト戦では球団最速の162キロを計測し、以降は先発としても好投を続けた。藤川氏の指導が復調の一因になったと言える。

 同氏は今季の開幕前には岩貞のフォーム修正をサポート。小川にはフォークを伝授するなど、多くの選手に助言を送っており、“臨時コーチ”は貴重な存在となるはずだ。

 シーズン中には鳴尾浜で指導する可能性もある藤川氏。SAは編成面、野球振興など活動は広範囲にわたるが、指導者としての期待も大きい。

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