阪神・岩貞、七回の男になる 投手陣キャプテンの覚悟!岩崎、スアレスにつなぐ

 阪神・岩貞祐太投手(29)が18日、“七回の男”に名乗りを上げた。西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1500万増の4700万円でサイン。投手陣のキャプテンとして挑む来季は、中継ぎの一員として「勝利の方程式」に定着し、優勝に導く活躍を目指す一年となる。また糸原健斗内野手(28)は500万減の5500万円で更改した。(金額は推定)

 中継ぎだけを意識して準備を整え、挑む一年だ。偉大な先輩が抜けたブルペン陣を支えることが、岩貞の役割となる。「やるからにはホールドが付いたり、そういった大事な場面で投げていきたいと思っているので」。見据えるのは勝負の七回。バトンを落とさず、スムーズに後ろに回せる一人でありたい。

 「岩崎にしてもスアレスにしても、強力な後ろがいるので、そこにつなげられるような、七回を投げられるピッチャーになりたいと思います」

 今季は先発で8試合に登板し、8月に中継ぎに転向。そこから30試合で5勝1敗8ホールド、防御率3・00という成績を残して適性を示した。矢野監督も既に来季の岩貞の中継ぎ起用の方針を明かしている。「自分が投げる場所、地位を確立するところから始まると思うので」と話した上で、イメージはできている。

 「ホールド数も今季の倍以上はやりたいと思いますし。それ以上にチームが苦しい時とかチームがピンチの時に呼ばれてマウンドに上がるような存在になれるように、やっていきたい」

 能見が退団し、藤川氏が引退。二人との別れという節目の中、自身は投手陣のキャプテンを任された。能見と藤川氏からは多くのことを学んだが「困った時はと思いますけど、自分としてはやっていけると思っているのでそこまで連絡は」と、これからは頼ることなく、自分が中心となって支えていく。

 「年齢的にも来年で30になりますし、チームを引っ張っていかないと、今後チームとして強くなっていかないと思うので。覚悟を持ってやっていきたいと思っています」と岩貞。勝利の方程式の一員として躍動できれば、それだけ優勝が近付いてくる。

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