阪神・加治屋 矢野監督胴上げ誓った!日本Sで古巣ソフトに“恩返し”だ

 新天地での復活を誓った加治屋(代表撮影)
 阪神のユニホームに袖を通す加治屋(代表撮影)
 ユニホームに袖を通す加治屋と木戸克彦プロスカウト部長(代表撮影)
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 前ソフトバンク・加治屋蓮投手(29)と、前中日・鈴木翔太投手(25)の13年度ドラフト1位コンビが15日、西宮市内の阪神球団事務所で入団会見を行った。加治屋は背番号「54」で年俸2000万円。育成契約の鈴木は背番号「123」で年俸500万円。18年に72試合登板した加治屋は矢野監督の胴上げ、17年に5勝を挙げた鈴木は支配下復帰をそれぞれ誓った。(金額は推定)

 加治屋の表情は最後まで引き締まったままだった。かつてウィリアムス、メッセンジャーが背負った背番号「54」は期待の表れだ。新天地での抱負を聞かれると、力強く復活を誓った。

 「まずはリーグ優勝、矢野監督の胴上げの一つのピースとなることが一番の目標です。個人的には1軍でしっかり投げることができれば数字は後に付いてくると思っています」

 18年はセットアッパーとして72試合に登板して4勝3敗、31ホールド、防御率3・38。今回の戦力外はソフトバンクの強力投手陣に押し出された形だが、150キロ超の直球は健在だ。「真っすぐとフォークのコンビネーションを見ていただきたい」と力を込める。

 甲子園のマウンドは好印象だ。18年5月29日、阪神との交流戦でプロ初勝利をマーク。「何か自分にとっては特別な場所だと感じています」。お笑いが好きで、関西での新生活を待ちわびている。

 今季セーブ王に輝いたスアレスは19年まで一緒にプレー。顔もそっくりと評判で「切磋琢磨(せっさたくま)して、少しでも近づけるように頑張りたい」と刺激を受けた。古巣との対決も熱望。「強いチームですし、成長した姿を見せたいと思う。絶対に負けない気持ちを持ち続けたい」。“恩返し”は日本シリーズで果たす。

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