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【阪神新人紹介】ドラフト7位・高寺望夢【2】

 10月のドラフト会議で阪神から指名を受けた9選手の連載をお届けする。第7回はドラフト7位・高寺望夢(18)=上田西。プロへの扉を開くまでの道のりを振り返る。

  ◇  ◇

 地元の上田西高に進学すると、走攻守三拍子そろった望夢は1年からベンチ入りを果たす。ただ、「何回も甲子園まであと一歩のところで負けた」と甲子園出場はかなわなかった。それでもプロ入りを諦めなかった。9月6日に東京ドームで行われたプロ志望高校生合同練習会で脚光を浴びる。

 6打数5安打、2四球の大暴れ。プロのスカウト陣に強烈なインパクトを与えた。結果を出した要因は気持ちの強さだ。「特別な時に力を発揮できる」と母・智江さん。兄・歩夢さんも「弱気にならない」と強心臓ぶりを証言する。

 上田西の吉崎監督は「正直に言うと、出来過ぎでしたね。チャンスで打てるバッターというのが彼の魅力。それが集約されて、本当にいい結果に恵まれた」と振り返った。それでも高校時代は最初から勝負強い打者ではなかったと話す。

 2年夏は3番に抜てき。ただ、準決勝では4打数無安打でチームも敗退した。吉崎監督は「機能しなかった」と話し、これが成長のきっかけになったという。

 「うまくいかない時期があっての成長だと思う。個人的にNPBという目標もできて、うまくいかないこともコツコツやる。基本的なことですが、継続することができる子でした」。自主練習では同じ時間に同じ仲間と自らで課したメニューをやり切る。地道な努力がプロへの扉を開いた。

 歩夢、望夢、育夢。3兄弟の名前にはそろって「夢」の1文字が入っている。「自分の夢に向かって突き進んでいってほしい」と名付けられたものだ。望夢はその思いを胸に一つ目の夢をかなえた。

 智江さんは次の夢も応援する。「スタートラインに立たせていただけたので、これからも努力を続けてほしいなと思います」と望夢の背中を押す。

 兄・歩夢さんもプロを目指した一人だ。その夢は弟に託す。「いずれは、阪神といえば高寺望夢と言ってもらえるような選手になってもらいたいです」。家族の期待を背に、望夢がプロの世界でも夢をかなえる。

 ◆高寺 望夢(たかてら・のぞむ)2002年10月17日生まれ、18歳。長野県上田市出身。178センチ、75キロ。右投げ左打ち。内野手。本原小1年時に兄・歩夢さんの影響で、上田リトルで野球を始める。真田中では上田シニアに所属。9月に東京ドームで行われたプロ志望合同練習会のシート打撃で6打数5安打とアピール。高校通算31本塁打。50メートル走6秒0。

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