高野連が阪神に感謝状 甲子園の土キーホルダー寄贈で 矢野監督「逆に元気もらった」

 高野連・井上副会長から感謝状を贈られる矢野監督(左)=撮影・飯室逸平
球児達からの感謝の手紙を前にする矢野監督(撮影・飯室逸平)
 「甲子園の土」への感謝状を贈られ、記念写真におさまる(左から)梅野、矢野監督、高野連・井上副会長、氏家副会長(撮影・飯室逸平)
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 日本高野連の井上副会長、氏家副会長、小倉事務局長が27日、甲子園球場を訪れ、阪神の矢野監督、梅野に感謝状を贈呈した。

 新型コロナウイルスの影響で、高校野球全国大会が中止になったことを受け、阪神と阪神甲子園球場がこの夏、甲子園の土の入ったキーホルダーを全国各地の硬式・軟式野球部に所属する高校3年生にプレゼントしたことに対するもの。

 この日は全国各地の高校球児、マネジャーらから届いた感謝の思いが詰まった色紙、手紙、約120通も公開された。

 井上高野連副会長「コロナで沈んでいた気持ちがこのプレゼントによって前向きになったと、またこれを将来につなげていきたいという、心のこもったお礼状みたいなものが、たくさん来ていて、高校野球は教育であると改めて実感した次第です。(来春のセンバツは)2年続けて中止というわけにはいきませんのでコロナ対策をきっちり取って、ファンも楽しみにしていると思いますので、十分な対策を取って、開催したいと思います」

 矢野監督「僕たちが応援したいという気持ちでやらせていただいたんですけど、今日このように感謝状をいただいて本当にうれしく思いますし、光栄に思っています。もちろん、手紙も読ませてもらっていますし、動画とかね、いろんな形で本当にみんなからお礼を頂いて逆にみんなか元気をもらうことができました」

 梅野「少しでも球児たちが前を向いてくれる、そういうふうな力になればなと思って送りました。タイガース全員でやることで、そういう声があがったっていうのは本当に嬉しいことですし、前を向いてくれる人がたくさん出たと思うので、やって良かったなというふうに思います」

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