上原浩治氏が語る同期入団・藤川球児のストレート「なんだあの真っすぐは!」

 今季限りで現役を引退した阪神・藤川球児投手(40)を特集したNHK「かんさい熱視線」(関西・高知県ローカル)の「不惑の直球 藤川球児」が13日、放送された。2月の沖縄キャンプから引退試合となった10日の巨人戦(甲子園)まで300日に渡って藤川を追った番組にはゲストで元巨人の上原浩治(45)が出演。「あれは球児以外投げられない」と“火の玉”と称されたストレートのすごみを語った。

 同じ98年のドラフト入団で、06年WBCや08年北京五輪では日本代表として日の丸を背負った。藤川の印象を問われた上原氏は「正直、最初の年は存在が分かっていなかった。やっぱり(松坂)大輔がいましたから」と同期で意識する相手は当初は松坂だったと正直に話した。それが「途中から球児が出てきて。『なんだあの真っすぐは!』みたいな感じでしたね」とその直球に驚きを覚えた様子を語った。

 藤川の直球については上原氏の目から見ても別次元だったという。「来ると分かっていて打てない真っすぐを投げられるのは本当に球児だけじゃないですか。普通はファウルとかできますけど、空振りしますからね」と解説した。

 また藤川がファンに愛されたことには「真っすぐいきますって感じじゃないですか。フォークいきますよ、ではないじゃないですか、僕みたいに。気持ちも真っすぐ。性格も真っすぐ」と理由を分析。最後まで直球主体のスタイルを貫いたことには「プライドでしょうね」と答えた。

 関西で番組に臨んだ上原氏は「球児が昨日の夜ならちょっと時間空いていますと言ったので、すぐ新幹線乗りまして。僕は今日、こっちに来る予定だったので」と急きょ予定を早めて前日12日に関西入り。藤川と食事をした。その様子を「球児、浩治集合!」などとお互いがツイッターで報告していた。

 番組放送後、藤川はツイッターを更新。「ちょっと!!上原さんNHK出てたんですか!?昨日何も言ってなかったのに」と驚いた様子だった。

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