【藤田平氏の眼】阪神が来季優勝するためには…
「阪神1-0DeNA」(11日、甲子園球場)
阪神が来季優勝するためには、残塁数と失策数を減らす、今季8勝16敗に終わった対巨人成績を改善する必要がある。
残塁数を減らす=安打を打つ確率を上げること。大山、陽川以外の本塁打を期待されていない選手が、バットを振り回しすぎている傾向が強い。これは今年に限らず、ここ数年続いている印象だけど。もっとシンプルに考えて、各選手が安打を打つ確率を上げていくことが残塁数を減らし、得点力をアップさせることにつながる。
今季も両リーグワーストに終わった失策数については原点に返る必要がある。打球への足の運び方、グラブの差し出し方、打球を待つ体勢など、基礎の部分を見直し、反復練習を積んで改善に努めてほしい。
巨人以外の4球団には勝ち越した。巨人に勝ち越すことができれば、優勝は近づいてくる。巨人との差は、勝つために何をすべきかを分かっているかということと、それを実践できているかということ。来年こそ期待している。