阪神 今季限りで退団の能見が仲間へメッセージ「いつかいい勝負ができたら」

おそろいの能見Tシャツで記念撮影する阪神・能見篤史、矢野監督ら阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
おそろいの能見Tシャツで記念撮影する阪神ナイン=甲子園(撮影・飯室逸平)
阪神・能見篤史(左端)の話を聞く阪神ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「阪神-DeNA」(11日、甲子園球場)

 今季限りで退団を表明している能見篤史投手(41)に向けて、全体練習開始前にサプライズが用意された。

 全員が「背番号14 NOHMI」のユニホームを着て登場。バックリーンには「能見さん 16年間ありがとうございました」とメッセージが映し出された。

 最後に姿を見せた能見は、選手、スタッフを前にあいさつ。

 「16年間、ありがとうございました。こんなに長く、できるとは思っていませんでした。うまくいかないことも多く、苦しいこともありました。でも、こんなにいい仲間と野球ができたことは、僕の誇りです。時代は流れていきます。皆さんには悔いなく、全うして頑張ってほしい。僕は離れる形になりますが、またいつかいい勝負ができたらと思っています」

 能見は2004年度ドラフト自由枠で入団。ここまで阪神一筋で16年の現役生活を過ごしてきた。3度の開幕投手、5度の2桁勝利をマークするなど長年、エースとして活躍した。18年途中から中継ぎに転向。40歳を迎えた昨季には、自己最多の51試合に登板した。

 10月21日、球団から来季の戦力構想外であることを通達されたが、現役続行の意志を固めて退団を表明。「タイガースのユニホームを着て、皆さんの前でプレーするのは今季が最後」とコメントを残した。

 歩んできた人柄を表すように、裏方スタッフ、阪神園芸のスタッフらが駆け寄って記念撮影。長く「チーム能見」として、自主トレを共にしてきた岩貞は「僕がタイガースに入って7年、能見さんの背中を追い掛けて突っ走ってきました。最後は勝ち試合にして、能見さんを送り出したいと思います」と惜別した。

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