阪神・藤川、大和に惜別弾浴びちゃった…失点も真っ向勝負に笑顔「うれしかった」

 「DeNA5-13阪神」(31日、横浜スタジアム)

 横浜スタジアムでのラストマウンドは、忘れられない登板となった。今季限りで引退する阪神・藤川が、かつての同僚・大和に真っ向勝負で被弾。球場全体から大歓声が降り注ぐ中、お互いに笑顔を見せた。

 「大和とはFAで横浜に行く時に『ストレートでどんどん勝負しような』と話をしていたので、最後にそれが実現できたので、うれしかったですね」

 最高のお膳立てだった。九回2死二塁。矢野監督が投手交代を告げると、左翼席のファンは総立ち。名前がコールされると、球場全体から拍手が巻き起こった。

 マウンドには自身と同じく今季限りで退団する能見の姿が。声を掛けられて後を託されると、球団史上初の40代リレーが実現。さらに粋な演出が待っていた。ラミレス監督が大和を代打で起用。両チームのファンは再び盛り上がった。

 藤川は期待に応え、直球勝負を挑む。3球連続の147キロでカウントは2-1。4球目も147キロの内角直球を投げ込んだが、完璧に打ち返された。打球は黄色く染まった左翼席へ着弾。試合後には自身の公式ツイッターで「横浜スタジアムで歓声を頂き感謝です。大和選手にドカーンと特大ホームラン!良い勝負でした」。失点しても、最高の思い出となった。

 続く中井には初球から2球連続でこの日最速の148キロを投げ込み、最後は147キロで見逃しを奪い3球三振締め。「ファンの方々が自分が投げる姿を見て何かを感じてもらえていたらうれしいですね」。最後まで笑顔のまま、関東でのラスト登板を終えた。

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