阪神、初のチカキナお立ち台 決勝打の近本「一緒に一度は立ってみたいと」木浪は先制弾

ヒーローインタビューを終え、木浪(右)と共にスタンドの声援に応える阪神・近本=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神4-1中日」(27日、甲子園球場)

 初めて“チカキナ”でお立ち台に上がった。甲子園球場のボルテージも最高潮の中、同期入団の2人が中心に立った。

 八回2死二、三塁から近本は浅い飛球を右翼方向に放った。これを右翼・滝野が追いつけなかった。一気に2人が本塁生還。打った近本も三塁まで到達し、決勝の2点三塁打となった。

 近本は「最高でしたね。とにかく落ちれ、落ちれ、やれと思いました」と喜びを爆発させた。初めて木浪と立つお立ち台については「去年一緒にやってきて一度は立ってみたいなと思っていて立てたので良かったです」と充実感をにじませた。

 7月28日・ヤクルト戦(神宮)以来、約3カ月ぶりの1発を放った木浪。「やっぱり甲子園で(ダイヤモンド一周を)走るのは気持ちいいですね」と笑顔を浮かべる。コロナ禍での戦線離脱があったが、戦線復帰後は2試合連続でマルチ安打。残り11試合となったが、「やっぱり全部出て活躍して、チームも全部勝ちます」と力を込めた。

 最後に一言を振られた近本は「いろいろあって聖也もこういう形で帰ってきてくれて僕も元気になりますし、残り試合この2人でチームを引っ張っていけるように頑張って行きます。応援よろしくお願いします」と力強く言い切った。残り11試合。チカキナがグラウンドで大暴れする。

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